運営管理施設長(候補)を募集します

保育所には膨大な書類業務や申請業務や公的機関への報告業務などがあります。これらは全て施設長印の必要なものがほとんどで、これら全てを施設長は把握し管理する責任があります。しかしながら、昔から保育園の園長先生は、もともと人望が厚く保育に長けた保育士の方が務めてきました。今でもその流れを踏襲してますが、一方、俯瞰でこの組織の在り方を眺めてみると、そのような理由で保育園の長となった保育者が、運営管理が得意かどうかは全く別の問題であることに気づかされます。(もちろん今の施設長達は全力で頑張ってくれています。)

その違和感は、まさにこの数年で顕著に感じるようになってきました。その背景には保育業務のICT化、従業員情報もタイムカードも残業管理も園だよりも連絡ノートもあらゆるものがアプリ化され、保育の仕事のあり様も加速的に変化しました。ここ数年では新型コロナウィルスの感染対策や休園対応、面談や会議のオンライン対応、コロナ関連のマニュアル整備、新たな補助金対応や税制優遇などの事務処理も積み重なる一方です。これを保育に長けた人望の厚い施設長が全て背負って行かなければならない現状は、あまりにも過酷であると捉えています。

時代の流れは加速し、数年先の世の中も見通す事の出来ない程の変わりようです。今、これから、保育所に必要な組織改革は何かと考えている暇に時代に取り残されてしまうような気さえします。

 

安定的な運営管理はいつでも最重要課題です。経験ある人が辞めればチームは崩れます。次の人をすぐに用意できる組織環境にはありません。日本の女性には、ご主人の転勤や、お子様の進学、介護など様々な理由で長期にわたり同じ仕事を続けることへの障害が立ちはだかります。保育業界の人材不足もその度合いを増しています。そんな中、人望が厚く保育に長けた保育者で、かつ過酷な運営管理責任を負う施設長という役職を請け負っていただける方はそう次々と現れるものではありません。

 

そこで今募集をしたいのが、運営管理施設長です。要は保育士ではありません。運営管理業務を自らの中心的業務として、最初からその役割で入職して頂きます。保育の概要や方向性は学んで頂きますが、お部屋の先生として働く事はありません。

それでもその方は、職員の労務管理やモチベーション管理、キャリアパス管理、お役所対応、保護者満足度への対応など、運営に欠かせないスキルを有し、常に覚悟と使命感を持ってそれらの業務に取り組みます。保育所の魅力や特徴を内外に発信する役割も担います。こんな方が運営のトップにいれば、保育士たちも安心して働けるというものです。

 

もちろん核となる保育の質を担保するには現場の優れた保育実践者も必要です。しかしこれもやはり人ばかりに依存する運営をすると、結局その人が去ればすぐさま不安定になります。ですから質の安定は人という財産は当然のことながら、単体の能力に依存してしまわないよう、標準化されたガイドに沿って研修できる仕組みを作ります。そして、内外の保育経験者からの学びを得られる連携を組みます。もちろん主任級の方は、モンテッソーリ教師や看護師、栄養士、と実務経験の豊かな方を配置します。その方達の強みがそれぞれに発揮され安定したチーム力となるようコーディネートするのもまた運営管理施設長の役割となります。保育現場の経験者から施設長が誕生する様なら、自らはそのサポートに回るなど、ポジションに固執しないコーディネーター、チームマネージメントの立場で、その目的に邁進して頂ける方、それが運営管理施設長です。

 

保育士資格を取得すれば月収は30万円以上、年収は400万円以上が最低水準となります。

 

我こそはという方は是非ご連絡下さい。まずは代表である私がじっくりとウィズチャイルド全体をご案内致します。その上でご検討頂ければと思います。ウィズチャイルドが目指す理想の保育を共に追い求めて頂ける方を募集します。