保育士不足解消のカギは働き方改革にあり!短時間労働でワークシェア!

 

今日もまた保育士不足の深刻化、保育士争奪戦などの記事を目にします。対策としてはいつも処遇改善費や運営費の拡充が真っ先にうたわれていますが、違う違う違うんですよ。それ一番にやってもダメなんです。各事業所はこぞって一年中求人広告を出し、それでも足りないから人材紹介会社を頼ります。そしてせっかくの運営費が、広告業界、人材紹介会社へと大量に流れ出るんです。処遇改善費だって離職率や業界内での転職率の高さを解消しないままお金増やしたって、またすぐ辞めて紹介会社に登録して次の職場探しを繰り返されるだけです。ちなみに紹介会社が人集めに宣伝するお祝い金は保育事業者が負担する高額な紹介料から出しているに過ぎない事を転職者達は知りません。転職を繰り返しながら、せっかくの保育の運営費を他業界へ流出させる手助けをしてしまっているのです。つまり、保育士不足解消のためにまずすべき一番は、保育士の働き方改革に他ならないのです。具体的には、残業や持ち帰り仕事をなくし、休日休暇休憩をしっかり取れるよう配慮し、若い保育士が重責を負わないよう職場全体でワークシェアを行ない、イベント行事はイベント屋に頼みという事業者努力、そして国は、ワークシェアや短時間労働の推進企業へ補助金を出すのです。国が第一にすべきことは、今すぐ週30時間以上の保育従事者を常勤職員として認める事です!それだけで革新的に変わります。週20時間以上の労働者に社会保険が適用になっている時代に、未だに週40時間未満の保育士は全員非常勤扱いなんて有り得ません。常勤にしてそこを重点的に処遇改善すればいいんです。今の処遇改善費は経験の長いベテラン保育士へ大量に出るように設定されていますが、目的が保育士の成り手を増やす事なら比重の掛け方を180度転換させるべきです。国はまず週30時間以上の労働者を常勤職員として認める事、そして東京都は独自に既にそこを認めていますから、もう一歩踏み込んで一日5時間以上、月16日以上の保育従事者まで常勤職員にしましょう。そういうところからワークシェアの波を常識化させるのです。長時間の重責労働の見直しをせず、若い貴重な保育士達のバーニングアウトを見過ごし、今いる人の給与だけあげても根本的解決は得られません。それに職務や責任を切り分けることにより保育の質は落ちるどころか高まります。その一つ一つのポジションが短時間に全力を尽くし専門性を深めるのです。その連携はひとりのスーパー保育士が燃え尽きる様に全てを抱えて働くより余程保育の質を高め、安定と持続をもたらします。関係者の皆さんが読んでくれる事を期待します。