保育業界の新しい取組みの情報です。

ウィズチャイルドスタッフの皆様へ。先日の協議会総会にて、汐見稔幸先生が最後に部屋に来た際に仰っていた保育の実例集や自己評価表などの検討資料です。「日本の保育は基本概念は指針としてまとめているが実践は全て現場任せにしている、だから進化が遅いんだ。」というような事を仰り、だからつくるんだと仰っていたあれです。
まだ確定版ではないようですが、相当固まっているようなので、いち早く勉強したい方は順次読んで学んで参りましょう。

 

保育所等における保育の質の確保・向上に関する検討会(第7回)資料

 

ティラノサウルスは全身を羽毛のような毛で覆われていた。太陽系で最も早く生まれた惑星は木星だった。ハンドルを握らなくても車が目的地まで連れて行ってくれる。お金を持ち歩かなくてもいい生活になる。会社に行かなくても全世界と仕事ができる。音声入力するだけで自動通訳され世界中の人と話ができる。保育所と保護者はスマホとタブレットで全ての情報交換を行なう・・・・。

時代は変わる、常識も変わる、世の中は刻々と変わる、あらゆる事象がこれから加速的に変わっていきます。保育も変わっていきます。今までの「あたりまえ」はいとも簡単に塗り替えられていきます。組織も変化し進化し成長していかねばならない。働き方も変わっていく事は避けられない事です。

では考えてみてください。Aさんは今年入社した新人です。会社の一番新しい姿を見て入社してきます。入社一年目ですが、実は最も「今」を受け入れやすく、これからの変化に最も柔軟に対応しやすい存在です。Bさんは入社10年目です。会社の一番古い姿を見て知っていて、かつ新しい「今」もこれから向かう「未来」も誰よりも知っていて、新人を教育する立場です。そういう関係性にあることが理想的だとします。

 

このような関係性になるには、つまりは、長く働いている者ほど誰よりも柔軟に変化する必要があるという事です。AさんよりBさんの方が変化への柔軟性が乏しいと関係性が成立しません。また、AさんとBさんが同じ柔軟性を持っていたとしても成り立ちません。。なぜならAさんの方が変化へのストレスが少なくBさんより容易に変化を受け入れられる為、先に進むのも早いからです。では組織においてBさんに求められるのは何か?それはAさんより強い柔軟性とストレス耐性です。キャリアを積みながら、柔軟な思考力を鍛え、変化へのストレスを鍛えるのです。長く働く者にはどうしても求められる必須のスキルです。

 

ではこの2つを「鍛える」とはどういう事でしょうか?

一言で言うと、「学び続ける(自らを更新し続ける)」という事です。自らが学び続け、考え続け、アイデアを出し続け、行動し続けるということです。自ら未来への新たな挑戦を行なうという事です。かといって一人で仕事するわけではありませんのでチームで進化する必要があります。組織の停滞は死を意味します。進化し続けなければ世の中の変化から取り残され、社会から不要な存在になってしまいます。

 

長く働く者ほど自己研鑽を惜しまず、誰よりも柔軟に変化を受け入れ、検証し、振返り、次の一手を先頭に立って打っていく必要があるのです。会社やリーダーに依存すると仕事の意義も組織での自らの存在意義も次第に見失ってしまいます。

 

先日のブログにある汐見先生も見据える未来を担う人間をどのように保育・教育で育てていくか、何を重要として育てていくか、じゃあ、今、これから、どんな保育を目指すのか、私達はそういう事を考えていかねばならぬのです。

 

そして今、ウィズチャイルドが保育のベース化させようとしているのが、自然体験による基礎体力作りと環境教育です。保育の基本的役割として明確に位置付け、自然環境と命を尊ぶやさしい人間を育てることです。万物への愛、地球愛を育む事はモンテッソーリ教育の目標そのものでもあります。

そしてもうひとつ、多様性を認め合う力を育むことも未来を生きるこども達には必須です。インクルーシブな社会づくりへ貢献するために、生命の初期に関わる私達保育者こそが、発達に関する理解をチームで深め、その知見を世の中に発信していく必要性があります。

モンテッソーリ教育も、もとは医学や人類学的見地から誕生しています。発達を観察する事で生み出されています。全ては地球平和につながっているのです。

 

ウィズチャイルドが3年ほど前から環境教育の専門家や療育や医療の専門家グループとの連携を深めているのは、そういう理由からです。

 

保育所保育指針(解説書)も読みましょう。できれば10年20年前の改訂からどのような背景で何がなぜ変わってきているのかを読み解きましょう。福祉先進国の成功事例も学びましょう。地球の危機的状況も知りましょう。そして、こども達にしてあげたい、与えてあげたい、という何かしらの想いが湧き出たら、ぜひ僕を呼んでください。そのアイデアをウィズチャイルドは全力で応援します。或いはどんな学びの場を設けたいですか?どんな研修を受けたいですか?その想いをください、そして相応しい学びの場を一緒に探し、なければ生みだしましょう。こどものためになる事をどんどん考えて僕にぶつけて下さい。そして一緒に実現しましょう。