保育における重要な能力について考える

こどもの成長欲求を満たすことのできる保育士になる為には、こどもの成長発達の順序を知る必要があります。「知識」として必要です。モンテッソーリ教育は生物学的にその過程を学ぶ事ができます。そして、モンテッソーリ教師に欠かせない最も必要な要素は「観察する」事です。こどもの内なる欲求を観る力です。観る力を持つと、今目の前にいるこどもが成長発達のどの過程にいて今何を望んでいるのかがわかるようになります。「知識」と「観察」が「察知する」能力につながるのです。

しかし、その能力を身につけても、こどもの成長欲求が満たされている事を「伝える」能力がなければ、それは保育所保育としては未完であると考えます。保育所保育はひとり対ひとりで施されるものではないからです。感覚的な自己満足で終わらせるのはもったいない事です。保育所保育はいわばチーム保育です。チームで共有するために私達は必ず保育を「振り返り」「記録」しなければなりません。この作業を形式的におろそかにしてはなりません。保育所保育においては実践の過程や結果を「伝える」という事にもっと注視しましょう。まだまだ足りません。もっともっと重視するのです。保育士同士はもちろん、親御さんへと、「伝える」ことは保育の主要素なのです。