保育の質とは?保育士がやってはいけない3原則

私達ウィズチャイルドの保育では「指示・抑制・放任」はこどもの育ちを阻害するものとして禁止しています。例えば、こどもが公園のベンチの上に立って飛び跳ねたとしましょう。「やめなさい!」と注意して辞めさせることは間違っていないように思います。しかしそれは指示命令であり、或いはこどもの「~したい」欲求を抑制しているとも考えられるのです。一方で、「こどもがそうしたいのだから」「成長のために必要なんだから」と笑顔で見守るのはどうでしょう。それは放任です。大人は正しいと思う行動を「して見せる」お見本です。笑顔で見守っていてはいけません。その態度が教えになってしまいます。こどもは真似をする天才です。この場合、どう対応する事が相応しいのでしょうか。例えばそれは、ベンチの正しい使い方を「して見せる」ことであり、こどもの「~したい」欲求をほかの方法で満たしてあげる事です。高い所に登りたい欲求であったならば、登っても良い場所を紹介してあげる、飛び跳ねたい欲求であったのならば、飛び跳ねても良い場所を紹介してあげる、或いは同じような動きができる遊びを提供してあげる、などでしょうか。それとも?ただ大人を困らせたい事が欲求であったならば、それはそう思ってしまった根源を満たしてあげることが必要です。こどもの心の内を観て、その答えを見つけるのは難しいことですが、重要なのは「その子の本質的な欲求が何なのか」をわかってあげることです。その本質的欲求を満たす事ができれば、もはやそのほかにする事はありません。こどもは自分で勝手に育っていきます。乳幼児期だからこそ「教えてやる」「育ててやる」必要は全くないのです。誰しもが、自分の興味のある事を自分の力で学び取りたい、そして成長したいのです。それが「人」という生き物の持つ知的好奇心だからです。「指示・抑制・放任」で人が育つなら、それはむしろ楽というものです。保育者はこどもに接するプロですから、仮に今その瞬間は叱ったり管理した方が楽であったとしても決してそうはせず、長期を見通して地道に伝え続けるのです。こういった接し方は一つのコツのようなものでもあり、ぜひ親御さんにもお伝えし、子育てに活かしていただきたいと願う事です。乳幼児期に本質的欲求を丁寧に満たすことで、その後の子育てが格段に楽になります。