「ひとりでしたい。」の細分化

3段階を経て、「ひとりでやってみる?」「ひとりでやってみたい。」と成るには、充分に繰返し「して見せて」「一緒にする」過程が不可欠です。それがどのくらいの期間必要かは、その人次第+あなた次第です。これは紛れもなくセットです。しかし、大人の仕事の世界では、それがあまりにかかり過ぎる事がストレスに直結してしまいます。だから、共に見通しを持つ必要があるのです。その見通しとは、契約書に書かれている研修期間と試用期間です。あくまで目安ではあるものの、目標設定を共有する目安には充分成りえます。ここでおさらいです。「研修期間」は、まず仕事の全体ボリュームを見せ、ひとつひとつして見せる「見ててね。」の期間です。「試用期間」は、して見せた事を「一緒にする。」「ひとりでする。」の繰り返す期間です。

試用期間終了後には晴れて一人前のチームメンバーになろう。という目標を共有するのです。そしてなったかどうかを確認し合う事も今後のチームワークづくりに欠かせないコミュニケーションとなりますね。


「ひとりでしたい。」と思った後の流れですが、まず失敗します。大人の世界では受け止めてくれる環境が極端に少ないのですが、近年こどもの世界でも失敗するという作業工程が、大人に許容されていないように感じます。「ひとりでする」を細分化して開設すると『失敗する→失敗に気付く→自己訂正する(何度か繰り返す)→成功体験☆ひとりでできた充足感と自信の芽生え』です。最後には「ひとりでできた。」という結果に自他共につなげたいのです。最後の締めは「認める」です。